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【実録】「実家片付け」・家族に広がるキレイの連鎖(16)
真夏の実家片付けは大変でしたが、面白かったのは家族の反応です。まさに
「人のふり見て我が振り直せ」
という言葉がぴったりな出来事が起こり、私自身も更に整理したお話。
汚家(おうち)体験が引き金!?

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の作業した日(この日です)
実家での片付け作業を終え、それぞれの家に戻った妹と次女から、立て続けにメッセージが届きました。その内容に、私は思わず笑ってしまいました。

まず、次女からのLINEです。
実家の「汚家」を目の当たりにした衝撃は大きかったようで、帰宅するやいなや、自分のクローゼットに直行したとのこと。12枚のハンカチ、それを一気に5枚に厳選したそうです。(一緒に作業した際、母のハンカチを整理したからと思われます。過去記事参照)
さらにアクセサリーも、使うものだけを残し、その他は「ぜーーーんぶほかした」と、まるで何かに取り憑かれたかのような猛烈な捨てっぶり。その行動力には、私も脱帽です。
※「ほかす」とは、関西では「捨てる」という意味です

次に、妹からのiMessageです。彼女もまた、実家での片付けがよほど心に響いたのでしょう。
CD、パーカー、お弁当箱、そしてお気に入りの古くなった水筒まで、次々と処分したと報告してくれました。
「かなり捨てたのにまだあった」と、具体的なアーティスト名まで挙げて、自身の持ち物の多さに苦笑いしている様子が目に浮かびます。
私が「定期的に見直さないと!」と返したように、片付けの継続がいかに大切かを改めて感じました。
この二人の話を聞いて、私も触発され、着ない服をいくつか処分しました。実家の片付けが、家族全体に「片付けたい」という気持ちを伝染させたのです。
ドローンと電子タバコ以外、全てあった!
今回の片付けに参加したもう一人の家族、東京の大学生であるMくん(甥っ子)は、元々綺麗好きなので、特に処分するものはなかったようです。しかし、彼もまた、実家での体験から面白い発見をしてくれました。

東京に戻る際、手荷物検査場で見つけたという「持ち込み禁止品」の札を写真に撮って送ってくれたのです。彼曰く
「ドローンと電子タバコ以外、全て(実家に)あった」
とのこと。ユーモラスな表現ですが、裏の物置には、ありとあらゆる物が詰め込まれていたので、事実だと思われます。

航空会社のサイトよりDLしてみましたよ。
片付けは伝染する!
今回の実家片付けは、単に物を整理するだけでなく、家族それぞれの片付けに対する意識を大きく変えるきっかけとなりました。汚れた場所を綺麗にすると、心もスッキリするだけでなく、なぜか自分の周りも整えたくなる。この「片付けの連鎖」は、きっと誰にでも起こりうる魔法のような現象です。
実際、私もお客様のお宅の整理収納作業をした日は、何故だか帰宅後、「何かお別れする物はないかな?」と探してしまいます。
もし、ご自身の家はなかなか片付けられないと感じている方がいるなら、まずはご実家の片付けをしてみてはいかがでしょうか?
親御さんが快適に暮らせるようになることはもちろん、不思議と自分の家も片付けたくなるという嬉しい「おまけ」がついてきます。これは嘘だ!と思う方こそ、ぜひ一度試していただきたい体験です!
続く…
次回は手放した物について