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【実録】「実家片付け」・箪笥の肥やし!着物編(12)

2025.09.26
50代の暮らし方Blog整理整理収納

いつもお読みくださり、ありがとうございます。今回は、昭和のお宅アルアル、着物の整理について。

生前整理の三大難関「着物

生前整理の三大難関と言えば、「着物」「写真」「思い出の物」。今回は、その中でも大量にあった「着物」についてです。

母は「着ないのに沢山持っている」という、「箪笥の肥やし」を婚礼ダンスのあちこちに放置していました。昔は私たちの学校行事の時に着ていた記憶がありますが、まさかこれほどとは…。

父の着物、幼児サイズの着物、捨てました

自分の着物だけならまだしも、父の着物、私たち姉妹が幼い頃に着ていた浴衣、産着、七五三の被布、私が若い頃に着ていた浴衣(茶道部だったので)…と、家族全員の分をしっかり残していたのです。母の「もったいない精神」が、ここに極まれり!といった感じでしょうか。

着物ブラックホール、その実態

着物って、ただ一枚で着るわけじゃないんですよね。着物を着るためのアイテムが、もう、多い!多すぎるんです!

着物はもちろん、羽織、ショール、帯、帯揚げ、帯締め、帯揚げ、帯枕、帯板、腰ひも、コーリンベルト、半襟、衿芯、肌襦袢、長襦袢、伊達締め、足袋、ガーゼ、さらし…それが季節ごとに、しかも新品まであるんですから、もうお手上げです。

しかも、箪笥四竿のあちこちから出てくるんです。まるで「着物ブラックホール!」綺麗に入れられていたらまだ整理もしやすいのですが、バラバラに収納されているので、引き出しから出すたびに、悲鳴にも似たため息が出るのでした。

そして何より、樟脳の臭いがキツイ…(画像右上)何年も変えてないのにこの臭いには、さすがの私も涙目です。(初めて見た「生石灰」は乾燥剤だそうです)

【さよの独り言】
「もう二度と見たくない!」
作業中、腰ひもを見つけた瞬間、私と妹は思わずそう叫んでしまいました。幼い頃、腰ひもで手足を縛られて押し入れに入れられてたんです💦どんな悪いことをしたか?覚えてませんが、その時の恐怖だけは今でも鮮明に残っています。腰ひもを見ると、あの時の記憶がよみがえるの。だから私は着物を着るのが嫌いなのかもしれません…

価値あるものも、手放す勇気

新品の着物小物は、エコリングさんへ。本当は着物を着る人に貰ってもらいたかったけれど、新品とは言え、あまりにも古いし、樟脳の臭いが染みついているので、贈り物ではなく「嫌げ物」になると確信!なのでエコリングさんに引き取ってもらいました

金額は、新品小物、おまとめ500円。「安い」とか問題ではなく、将来どなたかが使ってくれるかもしれない「物の第二の人生」を考えて、こころよく送り出しました。欲は出しません。



着物もエコリングさんに引き取ってもらいました。中身にかかわらず、1枚50円です。ウールの着物、浴衣は処分しました。再利用できそうな着物だけエコリングさんへ。


中には、祖母の形見の総絞りの着物や、母の大島紬が何枚かありました。さすがにこれをエコリングさんに持っていくかどうか?かーなーりー悩みましたが、家に置いていても誰も着ないし、箪笥の肥やし。その箪笥も処分するので、エイやっと思い切って引き取ってもらいました。


後にこの話をレッスンやÉclab*エクラボで話したところ、皆様、口をそろえて

「大島紬を織る「織り子さん」が今はいないので勿体ない」

と。

ごめんなさい。m(__)m 

日本の伝統を受け継げない我家です💦価値は分かっていても、維持管理する能力が私たち姉妹にはないので、エイやっ!と手放しました。(娘世代になるともっと価値が分からないと思う…)



私の嫁入りの際、母は訪問着と、家紋入りの喪服を冬用、夏用、それに関する小物を誂えてくれました。私は着物は好きではないので(腰ひも事件?!)、一度も着ることなく躾糸がついたまま、実家に送り返す親不孝者。

訪問着は次女が着るといって持ち帰りましたが、喪服は…ダメ元でエコリングさんに聞いてみたら、家紋が付いた喪服もOKだと!ありがたい!1枚50円で引き取ってもらいました。(冬用・夏用)

先日も記載しましたが、七五三の着物や小物は、フォトスタジオのPasharelaさんへ。(過去記事参照)

着画w

すんごい昔なのに、割と綺麗に保存されていました。

【さよの独り言】
私の新品の着物に関しては親不孝と言われても仕方ないです。

好きじゃないから着ない、頼んでもないのに勝手に親が作った…という娘の意見ですが、親心としては嫁入りの婚礼ダンスに着物を入れて嫁に出すことが使命だったのでしょうね。親不孝ですみません!

嫁入りの婚礼ダンスや結婚式などの結婚準備は全て自分でしたんです。親の援助がなかったの。なので、着ない着物を準備するくらいなら、結婚準備(資金援助)をして欲しかったと思う娘の気持ちデス。

衝撃の真実!消えたはずの振袖が…

作業5日目にもまたまた着物が出てきました。それは、私たち姉妹が成人式の時に着た振袖!

実は、娘の成人式や大学の卒業式の袴の上の着物を、私の振袖を着せたかったので、母に「振袖用意しておいて」とお願いしたんです。

すると、

「あの振袖はYちゃん(従妹)に貸してあげた。その時、雨が酷かったから振袖が汚れたので捨てててしまった」

と言うのです。

「え?振袖捨てる?」

と思ったのですが、その時はその話を信じていた私。(この話はレッスンでも何度かしたので、覚えている方もはず)

ところが!その振袖が出てきたのです!!


発見者は妹。私も一度確認したのですが、たとう紙を平げた一番上は長襦袢(2つ上の画像)だったので、その下に隠れていた振袖に気づかなかったんです!

「えーー!あるやんー!捨てられてないやん!」

と、私の怒り爆発!!

「何でそんなウソ言うの?捨てたって言われたYちゃん、可哀そう!!」

推測するに、戻ってきた振袖をどこに仕舞ったのか分からなくなったので、「捨てられた」と言ったのだと思います。小学生の言い訳か!プンプン!

今、この振袖は我家にあり、どうしようかなぁ…エコリングかなぁ…?迷い中。帯はテーブルランナーにしようと思っています。



今回も我家の恥ずかしい実家片付け話をここまでお読みくださり、ありがとうございました。

続く…(まだまだあるのです)

感想お待ちしています!!

【今日のおまけ】

生前整理の三大難関、残り2つ

写真:多すぎるので1つの段ボールにまとめました。
※段ボールに入れたままだと湿気で写真が痛むので後日、プラスチックケースに入れ替えます。

思い出の物:プラケースの一つの引き出しは思い出の物、大事な物をまとめていれました。

家のあちこちに散らばっていた物を一か所にまとめただけですが、今後は、探し回る手間がなくなります。

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