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【実録】「実家片付け」・復活したヴィトンのバッグ(13)
実家を片付けていると、本当に色々なものが出てきますよね。思い出の品から、もう二度と使わないだろうというものまで。
我が家の場合も例外ではなく、不要になった物の処分方法は大きく分けて3パターンありました。
一つは「処分」、もう一つは「エコリングなどの買取サービス」、そして最後が、今回ご紹介する「家庭内リサイクル」です。ほとんどのものは処分することになったのですが、中には手入れすることで、見事に家庭内でリサイクルされて新たな命を吹き込まれたものがあります。
ただ「不要だから」と捨ててしまうのはもったいない!ちょっとした工夫や、周りの人の力を借りることで、思いがけずモノが新たな命を吹き返すことがあります。今回は、そんな実体験から感じた「モノの再生ストーリー」をお伝えします。
押し入れから発掘!カビだらけのルイヴィトン・エピ

実家の押し入れの奥深くから、ひっそりと姿を現したのは、ルイヴィトン・エピのスピーディーでした。

昔、妹が使っていたものらしいのですが、保存袋にも入れられず、文字通り「放り込まれていた」状態。長年の湿気と埃にまみれ、開けてみればカビだらけ……。正直、「これはもうダメだ」と、処分するしかないと半ば諦めていました。

ところが、現場にいた次女が「これ、私が持って帰ってリペアに出してみる!」と、まさかの宣言。
正直、こんな状態のものが本当に蘇るのかと半信半疑でしたが、ダメ元で、次女に任せることにしました。
蘇ったルイヴィトン✨

翌日、次女から送られてきた写真を見て、私は目を疑いました。そこに写っていたのは、あのカビだらけだったエピが、まるで新品のようにピカピカに輝いている姿!(◎_◎;)

聞けば、次女の友人のお母様が、リペアのお仕事をされているとのこと。そのお母様に尋ねたところ、、快く手入れの方法を教えてくださったそうです。

アドバイス通りに試してみたら、見事に復活を遂げたのです!!(画像は私と次女のやりとり)

中もこの通り、綺麗!
年代物ではありますが、これからは次女が大切に使ってくれることになりました。物を大切にする気持ちと、人との温かい繋がりが、一つのバッグに新たな命を吹き込んでくれた瞬間でした✨
2年間放置された電動自転車が現役復帰

次に、実家の玄関に鎮座していたのは、2年前に購入されたという電動自転車。母が腰を悪くしてからは、すっかり乗る機会を失い、そのまま放置されていました。
私の身長には小さい自転車ですが、処分するのも勿体ないし、処分費用も掛かるので私が乗ることにし、持ち帰りました。
しかし、2年間も放置されていた自転車は、タイヤの空気がすっかり抜け、バッテリーも作動するかどうか怪しい状態。どうしたものかと途方に暮れていた時、ふと「サイクルベースあさひ」さんのことを思い出し、ダメ元で電動自転車を持参し、相談してみることに。
すると、店員さんは嫌な顔一つせず、丁寧にタイヤを点検し、空気をパンパンに入れてくださいました。タイヤのキャップがなくなっていたので、それも付けてくださり、更に操作方法まで親切に教えてくださり…驚くことに、これら全てが「無料」だったのです!「お支払いします!」と言ったのに、受け取ってもらえず。

正直、他店で購入した自転車なのに、ここまで手厚いサービスを受けられるとは夢にも思っていませんでした。この感動と感謝の気持ちを胸に、今後はサイクルベースあさひさんで自転車を購入することを心に誓いました!!
放置されていた自転車が、まさかこんな形で現役復帰を果たすとは。物を大切にすること、そして困った時に手を差し伸べてくれる人や、お店の存在のありがたさを改めて感じた出来事でした。
買取価格が安かったバッグ

実家片付けで出てきたバッグの中には、エコリングさんに持ち込んだものの、残念ながら買取価格がかなり安く、持ち帰ることにした2点がありました。正直、「これなら自分で使った方がいいな」という気持ちが勝り、そのまま私の手元に残すことに。
父の物は甥っ子へ

父の新品の下駄や、父の日に妹が贈ったけれど一度も袖を通されなかったポロシャツやTシャツ数枚、そしてカフスなど、まだ使えるけれど、実家では出番のない物は甥っ子へ。3人の甥っ子それぞれが使ってくれることになりました。
家族間で物を循環させることで、捨てることなく、それぞれの品物が新しい場所で活躍できる。これぞ素敵な「家庭内リサイクル」の形だと感じました。
管理の大切さ

今回の実家片付けを通して、私は「物を大切にする」という新たな価値観を強く意識するようになりました。母の管理がもっと行き届いていれば、捨てずにリサイクルしたり、姉妹で譲り受けたりできたのに……と、少し残念に思うこともありました。
また、「もう使えない」「使わない」と思っていたモノが、ちょっとした工夫や周りの人の力で、輝きを取り戻す…そんな瞬間を目の当たりにしました。
この経験から学んだのは、「捨てる」だけが選択肢ではないということ。リサイクルや譲るという形で、まだまだ活かせる可能性があるのです。そして何より、日頃からモノを大切に手入れし、きちんと管理しておくことの大切さを、改めて実感しました。
これを読んでいる実家片付け中のあなたへ

父方祖父の遺品
我が家で言う「家庭内リサイクル」とは、ただ持ち帰るだけではなく、“実際に使う”こと。
実家片づけでよくあるのが、「とりあえず持ち帰って…そのまま放置」。(画像の遺品がまさにソレ)でも、それって結局、次の世代への“片づけのバトン”を渡しているだけなんです。
せっかく持ち帰っても、使わずにしまいっぱなしでは意味がない!もし活用の予定がないなら、その場で手放す勇気も大切です。それが、未来の家族に負担を残さない、あなたの優しさです。手放す勇気を!
続く…