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【実家片付けブログ】父の葬儀と「生前整理アドバイザー」の視点
今回は完全、プライベートな覚え書きブログなので、興味ある方だけ、この先どうぞ!
旅立ち&恐るべし「言霊」
昨秋から入院していた父が、先日86歳で永眠しました。
病院に呼び出され、医師から話を聞いた翌日の未明、父は静かに旅立ちました。
愛媛から帰省していた妹に、
「〇日にお葬式するだろうから、今帰っても、タッチで戻ってくることになるかもね」
そう話していたら、本当にその通りになってしまったのです。父の旅立ちを予期していたわけではありませんが、「言霊」って本当にあるんだなと、身をもって知りました。
生前整理アドバイザーとして臨んだ葬儀の打ち合わせ
ワタクシ、整理収納アドバイザーでありながら、生前整理の認定講師でもあります。
父が亡くなった日の朝、すぐに葬儀会館で打ち合わせが始まりました。

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棺の中から外を見たらこんな感じ。(入棺体験した時の写真)
昔、エンディングセミナーに参加したこともあり、葬儀のことはある程度理解しているつもりでしたが、コロナ禍以降、色々と変わっているようです。
打ち合わせの冒頭、私は担当の方にこう伝えました。
「私、生前整理アドバイザーで、葬儀のことはある程度わかっています」

この一言が功を奏したのか、余計なオプションを勧められることもなく、とてもシンプルな式になりました。スマホのスピーカーホンで妹も愛媛から打合せに参加。一切揉めることなく、超スムーズ!少しでも知識があるか、ないかだけで違うものですね。
父は86歳の大往生、しかも5人兄弟の末っ子でしたので、姉兄は他界、特に呼ぶ知人もおらず、本当に家族だけの小さな告別式。花も棺も、シンプルに。
費用についても、母が昔に掛けていた互助会の積立を利用し、食事代やお礼の品を入れても、プラス30万円くらいで済んだようです。
実は直葬を考えていたのですが、火葬場でお経をあげる時間が取れないとのことで、お通夜なしの告別式という形に落ち着きました。
恐るべし!情報社会のスピード感

ちなみに、病院で話を聞いた後、母と妹と「お葬式どうする?」と相談している時に、スマホで直葬をしてくれる会社の資料請求をしたんです。
その直後から、私のスマホのインスタやWeb広告、アプリの広告まで、全て葬儀関連に変わったのには笑ってしまいました。情報社会のスピード感、恐るべしです。
資料請求した会社からは、即、電話がかかってくるし、翌日には資料が届きました。早すぎ!結局、互助会の積立を使うことにしましたが、この時の体験は、現代の「終活」の一端を見た気がしました。
葬儀会館はもはや「ホテル」だった

最近の葬儀会館の進化には、本当に驚かされました。
まるでホテルのようなんです!
私たちが宿泊した部屋には、布団や座布団はもちろん、ベッドまで完備。さらにお風呂もあり、極めつけは、こたつやマッサージ機まで置いてありました。フロア全て貸切ですし。

夜食のカップ麺やレトルトカレー、パックごはん、コーヒー、紅茶は無料。部屋代に含まれているようです。食べ盛りの甥っ子や婿たちが食べていました。
アルコールやソフトドリンクは冷蔵庫にあり、飲んだ分だけ支払うシステム。これは便利!

お通夜はせず、陰膳を家族で分けて食べ、その夜は父と一緒に会館に宿泊しました。
唯一の失敗!高速を飛ばした「御朱印帳」

翌日は朝から湯灌、葬儀、出棺、お骨拾い、初七日と、本当に過密なスケジュールで終了しました。
4ヶ月ほど寝たきりだった父のために、最後の湯灌はしてもらいました。とても穏やかな顔になり、心から「ありがとう、お疲れ様!」と伝えられました。(ナマおくりびとに感動!)
そんな中、一つだけ、大失敗をしてしまったのです…
それは、棺に入れる御朱印帳を忘れたこと。
なぜ忘れたかというと、実は「神棚封じ」に必死だったから。
「神棚封じ」とは、身内に不幸があった際に、神棚に白い紙を貼ったり、白い布をかけたりして、神様にお休みいただく儀式のことです。神棚と仏壇は別物なので、不幸があったらすぐに神棚を封じる必要があります。こういう「神様ごと」を忘れるわけにはいかない!と、そちらに気を取られすぎて、御朱印帳のことはすっかり頭から抜けていました。
この日のために(?!)私がコツコツと集めてきた御朱印帳。実家は浄土真宗なので、会館の方からは「御朱印帳がなくても、極楽浄土にいけますから」と言われたので、一度は納得したのですが…
一生に一度のこと。後悔したくない。
ちょうど湯灌と葬儀の間に2時間ほど時間が空いていたので、往復2時間弱の距離を、高速を飛ばして取りに帰りました。(告別式に間に合わないかも!?とドキドキしながらアクセルを踏み、往復だけで疲れました)

無事、御朱印帳を持って戻り、納棺。御朱印帳って、広げて入れるんですね。知りませんでした。

父が撮影した写真や、お花、手紙、寄せ書きも入れて…
伴侶の告別式に「普段着」で登場した母
無事、初七日も終わり、解散。家に帰ってぐったり、次の日は使い物になりませんでした。ジムで鍛えていても、精神的疲労には敵いません…
最後に、ちょっとした余談です。
母と妹が、なんと喪服を着てこなかったのです!妹は喪服を持っておらず黒いスーツ。まぁこれはアリでしょう。母は、
「喪服を捨てられた!」
と主張。
いやいや、捨ててないって!
「2階の箪笥にセレモニー用の服、コート入ってる!」
と私と次女は言いましたが、結局、普通の黒のジャケットとグレーのパンツ、そして普通のグレーのビニールバッグで登場。(◎_◎;)
長年連れ添った伴侶の告別式なのに、えらい普段着やん!
ツッコミどころ満載でした。

私は葬儀が近いと予想していたので、今月のネイルは地味にしてもらい、黒のレースの手袋まで用意していました。
娘や妹たちの爪はキラキラしていましたが、家族葬だから良いのかな。
海外ではもっとゆるいスタイルだと聞きますし、私たちも、こういう新しいスタイルに慣れていかないといけないのかもしれませんね。
生前整理アドバイザーが最後に伝えたいこと

今回の葬儀で、私が最も「ラッキーだった」と感じたこと。
それは、遺品整理が一切なかったことです。
父の持ち物は、昨年の夏に、全て片付けてしまっていたからです。
片付けていた夏、父はまだ施設に入っていて元気だったので、母がバンバン捨てることに、少し抵抗があったのですが(過去記事参照)、もし、あの時片付けていなかったら、大量の父の残したモノと向き合わなければなりませんでした。なので、遺品整理がないのはラッキーでした。
これは、生前整理の認定講師として、心から言えることです。
残された家族の負担を減らすためにも、生前整理は最高の愛の形だと、改めて実感しました。父の旅立ちを通して、モノと心、そして家族のあり方について、深く考えさせられた出来事でした。
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